山椒大夫の幼児教育

8歳の娘:安寿と、7歳の息子:厨子王の育児や教育、受験・進学を通じて感じたことを書きます。

概念の習得に役立つと思われる絵本

谷川俊太郎 「わたし」
少女が、母親から見たら娘・弟から見たら姉・教師から見たら生徒など、いくつもの見方により呼称が変わることが分かる。

 

 

ちいさなかがくのともシリーズ 大橋政人・伊藤秀男 「のこぎりやまのふしぎ」のこぎり山をどの方向から見るかによって、一つコブに見えたり、2つコブに見えたり、4つコブに見えたりするという、小学校入試の定番テーマの一つ「四方観察」に関連する内容。
発達段階において、子供は、自分から見てこう見えるから、相手から見ても同じに見えるだろうという錯覚を持っているらしい。この錯覚が解けて、違う立ち位置から見たら違う形に見えるというようなことが分からないと、どうして天体の位置が変わるのかとかも分からない。

 

 


ちいさなかがくのともシリーズ 名久井直子・井上佐由紀 「100」いろんなものが一個と100個ある写真が簡潔に示されている。1とは何か、100とは何か、数とは何かを直感的に分からせるのに向いているかも。

 

 

風濤社 マレーク・ベロニカ「きのう きょう あした」昨日・今日・明日とはいつのことか。寝たら今日が昨日になるということ、曜日の概念などを示す。

 

 

あかね書房 ひろかわさえこ「かばくんのはるなつあきふゆ」かばくんシリーズ、春夏秋冬の概念、それぞれの季節の風物詩を示す。

 

 


こどものともシリーズ わたりむつこ・ましませつこ「こよみともだち」1月から12月まで、その月を擬人化したキャラクターが、他の月と仲良く、それぞれの月らしい遊びをするというもの。

 

 

 

季節や月の概念は子供には分かりにくく、事物で教えても忘れていくのでこういった本が必要だろう。