山椒大夫の幼児教育

8歳の娘:安寿と、7歳の息子:厨子王の育児や教育、受験・進学を通じて感じたことを書きます。

 子供の立体図形の感覚を育てたいと思っておられる方は多いと思います。中学受験の時になって慌てて行っても分からないこともあります。まずは平面図形ですが、立体と平面の感覚をつけるために家ではこういった商品を使っています。

 

マグフォーマーが本家だと思いますがうちは中国製のこれです。うちは今のところ問題ありませんが、もしおもちゃをぶつけて遊んでしまうお子さんで、本体が分解して中の小さいマグネットが出てきて、飲み込んで体の中に入ると非常に危険です。複数の磁石が、腸を挟んでくっついてしまうこともあります。はさまれた腸は壊死してしまいます。そうすると緊急手術が必要になる場合もありますなので心配な方は純正品を購入した方がいいと思います。

 

 

 

 こちらは立体の中に展開図を表すような物が入っています。取り出して広げると展開図になるというわけです。子供によっては分かりにくい展開図の感覚を直感的にわからせてくれるように思います。こういうものが学校にあるといいのですが。かなり高価です。

 

 

こちらについては頂点と辺を学ぶようなものになります。ボールに棒をさせる穴が付いています。うちの子はすぐ飽きてしまいましたが届いた時は遊んでいました 。

スマイルゼミ用タブレットフィルム

スマイルゼミをされている方は専用のタブレットを使用するわけですが、タブレットの画面を守り映り込みを減らすフィルムが欲しくなると思います。またブルーライトカットも欲しいところだと思います 。Amazon にぴったりのものがありました。これを上の子と下の子に2枚購入しました。もう1年使用していますが不具合はありません。また付属のタッチペンは触感がかなりハードで、下の子には使いにくかったので、タッチペンも購入しました。こちらのペンはペン先のゴムのようなものがすぐ破れてしまいましたが、抵抗がしっかりかかるので、筆が滑ってしまいやすい下の子には良かったようです 。

 

 

 

Ciscle 子供用スタイラスペン タッチペン クレヨン 握りやすい スラスラ

オンラインレッスン用のスマホ・タブレットスタンド

コロナの影響でオンラインレッスンが増えてきています。うちでも公文の先生がズーム対応でレッスンをしてくださったり、お受験の体操・制作・面接対応などをオンラインレッスンで受けています。その際に必要になるのがカメラ内蔵のパソコンです。パソコンだけでも対応できる場合もありますが、製作課題などでは顔を映すパソコンと手元を映すスマホ2台で接続できると先生に様子が分かりやすいと思います。スマホタブレットを立てるスタンドはこういうものを使っています。これらは実家のおじいちゃんおばあちゃんと子供がテレビ電話をするときにも使うことができます。安いものですが今のところ不具合は起きていません。スタンドについては小さいサイズのスマホは滑り落ちてしまうのですが髪留めの輪ゴムなどで固定して使っています。

 

 

 

 

 

コロナ対策の紫外線滅菌機

コロナ対策、皆様はどうされていますでしょうか?私はもともと携帯電話などアルコール綿で簡単に拭けるものは拭いてから自宅に持ち込んでいました。しかし紙や本などは拭き取ることが難しいと思います。外は拭けても中の紙は消毒できません。

 

テレビのニュースである時、どこかの町の図書館が紫外線滅菌装置を導入しており、返却された本を滅菌消毒しているというのを見ました。ただ紫外線は紙を傷めますし、表紙だけ滅菌しても内部は滅菌できないはずだと思いましたが、まぁせめて何もしないよりはと思いこういうものを買ってみました。

付属の金網にプリントを分割して差し込めばある程度内部も滅菌できるはずです。また温風が出るコースもあるので温風での乾燥も期待できるかと思います。本来であれば洗濯しにくい衣服を入れられるような大きさが良かったのですがそれは難しそうです。この商品のいい所は、縦型なため本を立てて入れられることです。他にネイルサロンや美容室などで使うような横型のトースターのような感じの製品はよくあったのですが、その製品では本を立てることができないため高価ですがこちらを選びました 。

 

 

 

小学校受験グッズ~スリッパ

学校見学のためのスリッパですが、持ち運びやすいスリッパは、足の真ん中で折りたたむようになっているものが多く、広げるのに手間取ります。収納ももたつきます。子供の靴の脱ぎ履きも介助しながらでは大変です。

 

 

この商品は広げたままで出し入れすることができ、使い勝手が良いです。また底もある程度のクッションと厚みがあります。また底が布張りでないためトイレにも入ることができます。私は白のマジックを購入し名前を書いて分かりやすくしています気に入って夫の分も購入してしまいました。

 

 

 

子供を殺してくださいという親たち

押川剛「『子供を殺してください』という親たち」
及びそのコミック化を読んだ。

 

 

押川氏は、もともと民間の警備会社をしていたが、社員の一人が精神病になり、うまく医療につなげられず悪化した経験から、病識が薄いために精神科受診に合意しない人などを説得して精神科に送り届ける業務をするようになった。家に閉じこもったり、問題行動を起こしたりして、疲弊した家族が依頼してくるのである。単に移動を助けるだけではなく、病院探し、その後の生活の相談なども幅広く行う。

彼らの中には、本当に重度の精神病で、親には問題がない人もいるが、父親の暴力・母親の教育虐待・機能不全家庭などが背景にあることもあり、親もおかしい場合も多い。むしろ親のおかしさが、積もり積もって、そこに精神病の体質というか要因も重なって、にっちもさっちもいかなくなるということもあるようだ。機能不全家庭に育っても、精神病の素因がなければ、「俺の親はひどかった」という思い出だけで、その後の人生は何とかやっていける人が多いだろうが、家庭の問題や親の問題が、精神病のスイッチを押してしまうこともあるのだろう。

押川氏は、子育ての最後の最後を見ている。親たちが、どんぐり倶楽部・花まる・Pグマなど、今まで紹介してきたような教育者たちに、早い段階で出会っていたら、少しでも運命が変わったかもしれない。これだけはやっちゃダメ・言ったらダメを積み重ねてしまった場合もあるかもしれないし、その子が特にストレスに弱い性質もあったのかもしれない。いろんなボタンをかけちがえ、少し外れてしまって、行きつくところに行きついてしまうのかもしれない。

コミックは、竹内結子でドラマ化もされた「ダンダリン」の作者が書いている。コミック化にあたり、原作にはいないキャラ(押川氏の秘書役?の女性。この人も元ひきこもりか何かで押川氏に救われた設定らしい)なども出てくる。マンガで映像化されたならではの緊迫感がある。目が吊り上がる描写、狂気の描写が良い。

同じ作者のオリジナル作品「マトリズム」、「銀座からまる百貨店 お客様相談室」も楽しく読んだ。

「マトリズム」は、麻薬取締官の話で、ごく普通の人たちが薬物に取り込まれていく様子がうまく描かれている。子供が中高生の頃に読ませたい本である。

「銀座からまる百貨店 お客様相談室」は、関根眞一「となりのクレーマー」をアレンジしたものである。関根氏はクレーム対応のプロである。「となりのクレーマー」には、かなり現実的な対応法も書いてあるが、「銀座からまる」はギャグ要素が強い。

 

同じくクレーマー対応という意味では、医療業界では尾内康彦氏が有名である。「患者トラブルを解決する技術」背筋が寒くなるようなクレーム事例が多い。

科学博物館は幼児には早いか

安寿と厨子王を連れて、公立の科学博物館に行ってきた。

合わせ鏡、においの体験、ブーメラン体験など、何ということのない内容だったが、二人は楽しんでおり、小学校低学年ぐらいまでの子供が楽しそうにしていた。

自然現象や日常で使用されている製品の理論などは、かなり難しいもので、本当に理解するには大学レベル以上の知識が必要だろう。それを理解してくための下積みとして、小中高の算数・数学・理科・国語があるのだと思う。だから、何の知識もない子供がこれを見て楽しいのだろうかと思ったが・・・館内には小学校高学年以上の子供もちらほらいたが、彼らは自意識やプライドや恥があるので、体験コーナーがあっても、幼児と一緒にやろうとはしない。わくわくもせず、楽しみもせず、理解もできずということである。つまり幼児から、わけのわからないまま触れさせているのでいいのだということなのだろう。