山椒大夫の幼児教育

8歳の娘:安寿と、7歳の息子:厨子王の育児や教育、受験・進学を通じて感じたことを書きます。

公文の優秀者表彰

安寿が公文の算数を退会した数か月後、算数で年齢相応より半年以上進んでいることを認める表彰状のようなものが届きました。それを見ると9000人中2700番ぐらいということを書いています。


まず年少の子供が全国で1万人も公文をやっているということがびっくりです。しかし、同じ幼稚園にも公文をやっている子は複数いるので、同年代の子供が100万人弱とすると、100人に一人ぐらいは公文をやっているという計算は納得できます。

 

同封されていた紙には、全国で、進度が特に進んでいる人が、どの教室に所属しているのかというデータが、学年別に書いてありました。これはおそらく過去には個人名が書かれていたのでしょうが、プライバシーで教室名だけになったのかもしれません。

 

これを見て驚愕です。年少下、つまり来年年少になる子供、3歳の子供が、国語で言うとDをやっており、算数でいうとCをやっています。

 

国語のDとは、小学校4年生相当です。もちろん漢字の書きも出てきます。
算数のCとは、2桁×1桁の掛け算の筆算とか、2桁÷1桁の割り算の筆算とかです。

 

3歳ですよ?公文は3歳にならないと正規課程に入れません。こんなこと、人間の脳と体の構造上、できるのでしょうか?人間何周目??

 

そしてもう一つ、嫌でも気づくことがあります。未就学児のランキングは、特定の教室の生徒が多くを占めています。こういった教室のホームページ(公文の総合ホームページの中に、各教室の主催者のメッセージ欄がある)を見てみますと、0歳などからの独自の幼児教室を持っています。公文にはベビークモンというものがあります。これは月1回、教室に行って親と教師でミーティングをし、絵本や教材を受け取り、実際にやるのは親が家で読み聞かせなどをする、というものです。これとは違い、主催者が独自に好きなことをやっているのです。そうして鍛え上げた子供が、満を持して3歳になってダッシュした結果が、3歳でCやDということです。

 

公文であればどこの教室でも同じだなどとは、公文側も一言も言っていません。しかし私は思いました。親がこういう特殊な教室を知って、それこそ妊娠する前とかから予約しておいて、0歳から入れられるかどうかで、人生変わるんだなーと。クチコミでこういう教室を知ったのか、それとも兄・姉などが公文をやっていてその中で知ったのか。

 

ただ、年齢が上がると、ランキングを特定の教室が独占することはなくなります。これはどういうことなのか?特定の教室は幼児教育に力を入れており、小学校に入った後は他の学習塾に行くのか、それとも失速してくるのか、個人差が大きくなってくるのか。かつての神童たちがどうなったのか、これらの教室のデータが見てみたいです。