山椒大夫の幼児教育

8歳の娘:安寿と、7歳の息子:厨子王の育児や教育、受験・進学を通じて感じたことを書きます。

チャイルドアイズ

チャイルドアイズという幼児教室があります。これは英語学童のキッズデュオ、やる気スイッチ、体育教室の忍者ナインなどの系列施設です。

 

ここに行った経緯は、3歳を過ぎて全くトイレトレーニングができない安寿の脳が心配になり、何か頭をよくできるものがないかと調べ、七田式がよかったのですが七田式は値段が高いうえに親同伴でないとレッスンできないため、安寿のレッスンに厨子王が邪魔ということで無理でした。家からそこそこ近くて、駅から近くて、親同伴でなくてもレッスンできるところ、ということで選びました。

 

子供はガラス張りの個室でレッスンを受け、親はガラス越しに廊下から見ることもできるし、外出してもいいということでした。

 

結局、同時に厨子王も入会しました。最初は安寿は一人で、厨子王は私が付き添ってレッスンを受けていましたが、そのうち厨子王も一人で受けられるようになりました。

 

チャイルドアイズは、第何週にどういう内容をするというのがカリキュラムで決まっており、その子の進度に合わせるということはしません。ただ同じ内容の中で、出来が良ければさらに踏み込んだ課題ができるということはあります。重要なテーマについては数週間後にももう一度やるというふうにレッスン2回を使うこともあり、復習もできますが、できなくてもその子に合わせてさらにやるということはありません。

 

チャイルドアイズの基本的考え方はPグマとそれほど外れていないように思います。教え込むのではなく感じさせるというようなものです。また、小学校受験だけを目指しているわけではないけど、小学校受験によく使われるような問題も出てくるので、将来的に小学校受験を考えているという場合に、切り替えもしやすいと思います。ただ本気で小学校受験をするのなら、年中から受験コースに切り替えるか、他の小学校受験専門塾にうつる必要があるかもしれません。一応、各学校の情報を集めたファイルもあり、各教室で学校の説明会も開かれるようですが、受験専門塾ほどの熱量はないようです。ただ受験クラスでも少人数なので、20人以上の集団授業についていけない子や、そこまで難易度の高くない学校を目指している場合にはいいかもしれません。七田式やPグマのような、理解が難しい理論とか、変わった教義がなく、癖やアクが少なく、とっつきやすいと思います。

 

デメリットとして、オリジナルの教具を多数使うのですが、それを一定数溜まれば家に持って帰らせてくれるのですが、とにかく数が多くもう管理しきれません。その日にやったことを、次のレッスンまでに家で復習できればいいのですが、そこまでマメではなく、家では安寿と厨子王が互いに邪魔しあってもう無理です。小さいカードや部品が多数あるというような教材が多く、なくさないように管理が大変です。また、安寿はひらがなを読めるのですが、文字の読み書きができることを前提にしたカリキュラムではないため、文字の領域においては無駄も多いのですが、この授業は飛ばすというようなことができず、お金が無駄な面もあります。また、公文式に比べれば、読み書き計算についての練習量は少なく、チャイルドアイズを小学校入学までやりきったとして、読み書き計算がどの程度できるようになっているのかはよく分かりません。どっちかいうと、中学受験に備えて、脳を大きくしておくというような目的なのかもしれません。また小学校受験塾よりは安いですが、子供の習い事としては高めです。基本的に1か月1万2千円ほどですが、年に何回か、教材費が追加されます。安寿と厨子王二人分になると、この1時間で何千円飛んで行ったと思うと、精神的につらいです。

 

とにかく何か知的なことを週一回でもやらせられることで安心し、他の日は何もできないという状態が続きました。安寿も厨子王も進歩はしていますが、これが単に年齢が大きくなったことによる自然な知能向上なのか、チャイルドアイズをやっていなかったらどうなったのかは分かりません。私としては、先生に状態を見てもらえてアドバイスをもらえることや、たとえ1時間足らずでも自分以外の人に子供の責任を預けられるということは支えになりました。安寿はPグマ1本に絞ろうかと思ったこともあったのですが、Pグマになくてチャイルドアイズにあるようなテーマもあったりとか、厨子王までPグマをやらせるお金はないということでチャイルドアイズとPグマの両方をやっている状態が続いています。家計は苦しくなるばかりですが、やめるということが私の性格上できないのです。