山椒大夫の幼児教育

8歳の娘:安寿と、7歳の息子:厨子王の育児や教育、受験・進学を通じて感じたことを書きます。

公文で出会った子供たち

公文の教室には、見学に何回も行きました。そこで、ごく普通の幼稚園児とか、公立小学校の子供たちが、教室が開く時間の前から教室前に待機して、ドアが開いたら一番に入って自分でやるべきことをやっていく姿とか、集中してこつこつやっては先生のところにチェックしてもらいに来る姿を見ました。年少の子でも、自分で教室に入って靴をしまって、自分のフォルダに宿題を入れて、新しいプリントを取って、問題を声に出して読んで、やって先生に持って行って・・・ということをやっているのです。小学生にもなればもう一人で何でもやっています。

 

また、うちの近所の、のびのびお遊び系の極致みたいな幼稚園に通っている年長の子が、入会用の実力判定テストを受けているところにたまたま居合わせたのですが、ごく普通に50を超えるような数を書き、繰り上がりのない簡単な足し算はできているのを見ました。幼稚園では一切教育はしないというか、教育的なことを毛嫌いするような幼稚園です。その子のお母さんも、「入会するのは小学生になってから」というようなのんびり派の方のようで、家でガリガリ何かをさせているようにはとても見えませんでした。普通の5歳・6歳児がどれぐらいできるものかは分かりませんし、嫌がる子は嫌がるのでしょうが、子供って勉強が意外とやりたがるものなんだなというか、どこにでも頑張る子はいるんだなと思いました。

 

公文式は、自分でプリントを進めて自学自習できる子を目指していますが、そうでもないと、人数制限なしに際限なく子供を受け入れられるわけがないでしょう。多年齢、進度バラバラ、多数の子供を一気に相手にするにはこうするしかないのでしょうが、それに(少なくとも一部の)子供が適応できるのだということは驚きました。