山椒大夫の幼児教育

8歳の娘:安寿と、7歳の息子:厨子王の育児や教育、受験・進学を通じて感じたことを書きます。

Pグマ

Pグマは、大型書店の小学校受験コーナーに行くと、Kぐま会のシリーズと並んで、何十冊もの問題集を発行しているのを見ることができます。そのため、小学校受験塾だというイメージがあるかもしれませんが、主催者は、小学校受験は何十年も前から変わっていない、小学校受験塾での教育は子供の能力をゆがめる、小学校受験をクリアしてもその後の伸びがないと言っています。Pグマのことをやっていれば、小学校受験の低レベルの問題など訓練しなくてもできる、と言っています。しかし質の悪い小学校受験塾によって才能をゆがめられる子供がかわいそうだからということで、小学校受験コースも作っているようです。


Pグマは、教材を一括で購入するような家庭教育教材もあれば、1月分ずつなどのコースもあれば、いろいろあって全体像がつかみにくいです。


とにかく値段が高いです。幼児でも小学生でも1月3万5千円、それに諸経費が加わり、1か月4万円、1回1時間前後で1万円という、弁護士の相談料のような値段です。多くの場合はこの値段を見ただけで選択肢から外れるでしょう。これを2万円まで下げれば生徒は爆発的に増えると思いますが、おそらく主催者のプライド、つまりそれぐらい価値のあることをやっているという自負と、本気の人だけに来てほしいというメッセージなのではないかと思います。主催者の言う通り、豊かな人間性と高度な知能を手に入れられ、豊かな人生を歩めるなら出すべきだというか、もう公文式でつまづいた私と安寿にはこれしかないという感じで始めましたが、どこまでお金が持つかは分かりません。特に厨子王と二人ともを通わせることは絶対に無理です。また結局のところ、子供を優秀にしたら、日本には生きる場所はなくなるだろうと思います。賢くしすぎたら、居場所を探すのに苦労するのではないかというのも不安です。あまりに賢い数学者などは、自殺している人も多いと思います。

 

Pグマの主催者は、公文式や七田式を大嫌いのようです。単純作業、意味のない大量暗記を嫌います。そういったことは子供の能力を破壊するというのです。

 

私自身もまだ、Pグマ主催者の教義を理解しきってはいません、というか2割ぐらいしか分かっていないと思います。しかし、私自身の「特別さを愛するロマンチスト」器質とよく合うのです。Pグマには、信じてどこまでもついていきたいと思わせる、通好みの感じがあります。